日本側「中国実験動物学会貢献賞」受賞者資料
○前島一淑(まえじま・かずよし)
〔経歴〕
1937年 静岡県生れ
1960年 北海道大学獣医学部卒業
1962年 東京大学助手(伝染病研究所)
1973年 慶應義塾大学助教授(医学部)
1988年 慶應義塾大学教授(医学部)
1997年 中国協和医科大学名誉教授
2003年 慶應義塾大学退任
2004年 中国医科大学客員教授
2005年 日本実験動物学会功労賞/(中国)国家瀋陽新約安全評価研究中心顧問
〔学術業績〕
● 実験動物のための無菌動物技術. ソフトサイエンス社(東京). 1978.
● 実験動物学. 朝倉書店(東京).1991.
● 実験動物感染病の対応マニュアル. アドスリー(東京). 2000.
その他関連著書,原著論文,総説等多数.
〔功績〕
東大伝研時代に田嶋嘉雄,藤原公策両先生の指導の下で実験感染病の研究を始めて以来,実験動物学,無菌動物学,実験動物衛生管理学を中心に多方面にわたって研究を進め,実験動物福祉や動物実験倫理の分野にも関与された。
中国実験動物界との関係は,1970年後半から佐藤善一先生を介して多くの専門家との親交があったが,「中国実験動物人材養成センター」において,藤原公策先生に代わって日本側委員長を引き継いで交流を深め,同事業による日本研修者として郭苗雲博士その他を慶應義塾大学の研究室が引受けて指導にあたられた。
最近は,中国へ学術専門図書ならびに日本語学習副読本を中国へ贈る私的組織「対中書籍寄贈日友会」の活動に関わられ、引き続き勢力的に活動をされている。
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